女よ、今こそ削ぎ落とせ

 

気がついた。

 

 

私が私であるためには、
余計なものを新たに取り去らなければならない。

 

 

カレンダーがどんどんと薄くなり、
今年も残すところあと1まい。

 

 

薄くなるカレンダーとは裏腹に
思考という私の船長は肥えるばかりだ。

 

 

右へ進もうと思えば、
この先の嵐を心配し、

 

 

左へ進もうと思えば、
迷いが出る。

 

 

そんな時は、いつものように窓際に立ち
窓を全開にして、空気を入れ替える。

 

 

雲の方からキィと姿の見えない鳥の声、
電線が邪魔だな、と思いながらも
美しい紅葉を見せる自慢げな桜の木々に
かなわない美を魅せられる。

 

 

桜の木はいつも桜の木だ。

 

 

真っ白なカンバスだったのに、
今の私は一体何色なんだろう。

 

 

誰色なんだろう。

 

 

そう考えだしたら、気持ちが悪くなってきた私は
お風呂場へ駆け込む。

 

 

熱めのシャワーにヒュッとなりながら、
ザーーッという水と、bodylineに沿って流れ落ちるお湯の熱が
自分のカラダというものをごくそばに感じさせる。

 

 

無視されていた感覚が一つずつ蘇る感覚と、
ツメタクなっている筋肉が溶けてくる。

 

 

全身のカラダを一番近くに感じることが
できるのは、お風呂か運動をしている時の
どちらかしかなく、

 

 

自分は自分に属しているという当たり前の感覚を
思い出させてくれる貴重な時間。

 

 

私は私。

 

 

 

お風呂は私にとって
破壊と再生の場所。

 

 

物理的な汚れと、
五感を通して生まれた垢も
見逃すことなく削ぎ流してくれる。

 

 

巷でいうところのパワースポットの最強版。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ 女よ、今こそ削ぎ落とせ ]浄化のこと2017/07/03 16:15